死後の(コチラ側の)世界~葬儀社編~

世の中、コロナだけでもしっちゃかめっちゃかなのに……
なんだかきな臭い、しかし、これを許してしまったら、明日は我が身かもしれないニッポン。
どんどん生きている人間がつらい世の中になります。
……もうね、デューク東郷(ゴルゴ13)に頼むしか……

今日明日かと言われたおかんですが、1か月時間がありました。
最初こそ、私もパニクってしまったのですが、延命治療等々決めてしまったら、あとは死後のことです。
決められることは決めていこうと…

葬儀の形

大々的な昔ながらの葬式はやめておこうね…というのんは昔から家族間でありました。
現実的に考えても親戚も少ない上に、微妙に遠方でご高齢だし。友人知人はそんなに深いお付き合いの人は少なくなってきていたし。
そもそも、形的には喪主であるオヤジが、91歳の超高齢者。長時間、座っているだけでもしんどかろうし。

そもそも、うちはお寺さん(菩提寺)もいません。(父方の父母の周回忌のときは、たしか叔母が連れてきはった…ので、回忌が終わってからはご縁がありません。その父母たちも一心寺さんというところで合祀にしてもらっています)
熱心な仏教徒というわけでもないので、格式ばったことはしたくないです。
(個人的に思うのですが、仏教徒でもない人がめちゃくちゃ「らしい」お葬式をしたらなんか冒涜のような。キリスト教徒でもないのにクリスマス祝うような……)

参列者を限定して行う「家族葬」?
そうなると、声をかける方々のチョイスで悩まなくてはいけない……
ご近所さんとかだとあれこれあれこれ……

もうとにかく簡単に質素に…ということで、決定したのが「火葬式」でごじゃりました。
これは、納棺から火葬、お骨拾いでおしまいっていうやつです。
参列はオヤジ・妹夫婦・私の家族4人のみです。
少ない親戚、ご近所、知り合い等々には「コロナ禍なので身内だけで」とイイワケできるので、これだけはコロナ禍でありがたいなと思いました。

火葬場は市立の火葬場がクルマで10分のところにあります。
(駅からだとやや遠い)
そこは、式場設備もあり、大々的なお葬式から火葬式までその場でできるようです。
市立ですから、お値段もお手頃です。
が、ここに頼むには、提携している葬儀社を通してでないとあかんらしいので、葬儀社選びが始まりました。

葬儀社仲介

市立火葬場サイトで提携している葬儀社を検索してみたけど、いまいち、いいのか悪いのか、よくわからなかったです。
なので、希望を言うたら数件の葬儀社見積もりを送ってくれる仲介会社を利用することにしました。

ここからは個人的な意見です。
私がたまたまそういう人・会社に当たっただけなので。。。


最近よく聞く「小さなお葬式」そことよく比較される「よりそうお葬式」、それから妹からの情報で「イオンのお葬式」のサイトから資料と、希望の火葬場で「火葬式」ができる葬儀社の見積もりを請求しました。
で、三つとも「続けてアンケートに答えたら●●●円引き」とかあるので、いちぉ、アンケートに答えていたのですが。
「よりそぉ~う」のアンケートが、ものすごく個人情報を聞いてくる内容だったのです。まだ死んでもいない人のこととか。。。
その段階で、ここはナシだな…と、アンケートは途中でやめにしました。
この時期、そんな検索ばかりしていたので、サイトのCM枠が葬儀社だらけになりました(笑)

取り寄せた資料・見積もりを見比べて…どれも似たりよったりだなぁぁぁという感じでしたが。
口コミを検索してみたら、イオンはほとんどよく書かれていませんでした。葬儀社さんからも評判がよくないようです。
ということで「小さなお葬式」にしようと決めたのですが。
「小さなお葬式」で掲げている一番シンプルな式だと、オプションでお寺さん(お経)をつけてもらえないことがわかりました。
オヤジの希望で簡単なお経だけはあげてほしいということなので、これはなくてはなりません。
その上のプランだとお寺さんはつけられるのですが、プランに含まれているもので不必要なものもあるなぁと。
どうしようかなぁぁぁぁと、もう一度、仲介会社を検索して「いい葬儀」という会社を見つけました。
あまり宣伝していない感じでしたが、鎌倉新書という出版社が大元らしいです。本好きとしてはそれだけで信用してしまいます(笑)

いただいた資料・見積もりで、希望通りの式ができる葬儀社があったので、そこでお願いすることに決めました。
資料が届いて数日後には「いい葬儀」さんから電話をいただき、これこれこうで、見積もりいただいた●●にしたいと思います。オプションでは……と希望を告げておきました。
ただ、こればっかりは予約できません(笑)
いざその時になったら「いい葬儀」でも、直接「葬儀社」にでも電話したら駆けつけてくれるとのことでした。
いただいた見積もり書と「いい葬儀」担当さんの名刺と資料をクリアファイルにいれていつでも持ち歩くようにしました。

いざ…ところがっ!

日付が変わってすぐに連絡があり、油断していて寝ていたりして……その時を迎えてから……真夜中1時過ぎ。戦闘開始です(そんな気分)
さっそく、目当ての葬儀社さんに電話すると。
なんと、なんと。。。葬儀社さん自体が予定いっぱいで1週間後になってしまうとのこと。ぃゃぃゃ。。。ぉぃぉぃ。。。
ついでに調べてくれたところによると、火葬場も3日後まで空いていないらしい。

おぉぉぉぉ。そ、それは。
とにかく、安置してくれるところをさがさないと、病院にはいつまでもお世話になれません。

とりあえず、そこは断って、あわてて「いい葬儀」に電話をします。
こんな真夜中なのに速攻で出てくれる……すごいな。
希望を言って再度、葬儀社さんを探してもらいます。
折返しすぐに電話があって、●●社というところで見積もりは●●円です。いかがですか…と。
頼もうとしていたところと似たような見積もりだったのでそこでお願いしますと伝えると、すぐに、その葬儀社さんからも電話があって、すぐに病院に迎えに来てくれるとのこと。
よかったぁぁぁぁぁぁ。

この葬儀社の仲介会社ってなんであるのかしらと思っていたけど、こーゆーときに役立つのねと納得しました。

1時間足らずで迎えに来てくれた方はとても背の高いしゅっとしたお兄ちゃんでした。
マスク越しなのでわからないけど、たぶん、お若い。厚労省認定の葬祭一級ディレクターとのことです。
とてもとても丁寧にしてくれて……
(病院の担当の先生もずっと付き添ってくださって最後までお見送りしていただきありがたかったです)

そして雪の中、霊柩車に載せられておかんは安置所(葬儀社が提携している場所)に運ばれて行ったのでした。

火葬場の関係で式まで3日ありましたが、その間にも、これこれこうでこんな状況です。式はこんな段取りで行います…と電話もいただき、とても安心でした。

突然な依頼にもしっかりとやってくれる葬儀屋さんのお仕事ってたいへんだなぁと思いました。
今回はとてもよいところに巡りあえたようでよかったと言う話です。

納骨予定地から見た風景

「いい葬儀」さんからも、式後に二回ほど電話をいただきました。
法要とかお墓のセールスも兼ねているようですが、「これこれこういうふうに決めています」とはっきり伝えると、ゴリ押しするようなこともなく丁寧に対応してくれたのは印象良いです。

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