発掘現場より・4

まったくなんでもかんでもとっておいて……ちょっとは整理しといてくれたらよかったのに…とブツブツ文句を言いながら、おかんの部屋を片付けています。

先日、やっと御開帳となった押し入れを開けたら……
いろんなものが出てきたのですが。
ものすっっっっっごく重たい段ボールが。
みかん箱サイズなのですが、異常に重たいのです。

なんなんだぁぁぁ、これはぁぁぁぁぁ。

持ち上げられないので、狭い押し入れの中に入りこんで、なんとか箱を開けたら。

オヤジのレコードでした。
箱いっぱいいっぱいに入っています。
私らの知っているレコードよりももっと古いもので、1枚がものすごく重たいです。
そういえば、おかんが昔、文句言うてました。
オヤジのレコードで押し入れがいっぱいだと。
ぃゃぃゃ、あなたの手工芸道具もろもろのほうが多かったですよ。
とはいえ、これ、どないしよう。

昔々のレコードで。
私らの時代のレコードは ジャケットがお洒落でしっかりしていて、中のレコードにはさらに シャカシャカの袋か紙の袋に入っていたのですが。
このオヤジのレコードは薄い紙のジャケットにそのまんまレコードが入っています。
そして経年劣化でジャケットはボロボロ。手に取るとバラバラになります。
つまりはレコードむき出し。
これはどこかに売るわけにもいきませんな。

オヤジに言うと絶対に捨てさせてくれないので、こそっと少しずつ燃えないゴミの日に出すことにいたします。
一気にはとても重たくて私が持てない。。。

このひと箱だけと思うでしょ。
まだあるんですよ。EP、シングルレコードが。

木の箱にみっしり入っています。こちらはまだ持ち上げることができました。
ジャケットもお洒落(?)できれいなのが多いので、これは保留です。

そして、さらにその奥に大きな段ボールがありました。
こちらには。

子供のための音楽シリーズ。全巻そろっています。
よく聞いたのを覚えています。
クラシックが多かったような気が。番外編で日本の音楽も入っていました。
んーーー、これも保留。

そして、この大きな段ボール箱には、私のものも入っていました。
写真とかも出てきました。
ファイルが多数出てきて、それには友達が描いた絵がいっぱいファイリングされていました。
今、見てもとてもうまいです。
しばらく何回も繰り返し見続けてしまいました。

今はさらに洗練された線を描く人だけど、この時でもうまかったなぁぁぁと。
だいたい、昔の絵って後からみたらちょっとと思うのだけど、この人の絵はまったく遜色なく見られます。
(日付を見たら、約30年前のもの。きゃぁぁぁぁぁ。歳とったわぁぁぁぁぁ)
みんなにも見てもらいたいくらいなのですが、本人は絶対にイヤだというだろうから、こそっと私だけで楽しむことにいたします。

そんな素敵な絵の合間合間に、私の絵が挟まっていたりするのですが。
相変わらず、というか、成長がないというか。
下手だわぁぁぁぁぁ。よくこんなん取っておいたなぁ。これは速攻シュレッダー行きだぁぁぁぁ。

そんな中、まだマシだったイラスト1枚だけ。

ミヒャエル・エンデの『モモ』を想像して描いたもの。
そうです、私、この物語が大好きで、モモもこの『モモ』から名付けたのです。
だから、ひらがなではなくカタカナ。

それはおいといて。
下手なんですが、このときは一生懸命描いていたなぁぁぁぁという例として。
ちゃんとペンで。しかも、トーンもつかっているし。点描もちまちま打っている。
描くことを真剣にしていたんだなぁと。

もっともっと真剣に向き合っていたら、今、もすこし、マシだったかも。
逃げたのは私です。

発掘した写真の中に、先日亡くなってしまった同級生と一緒に撮った成人式のものも出てきました。
これは大事にとっておかなくては。
そのほか、なんでこれを撮ったのか記憶にないものも。
モノクロで、おそらく20代前半(リアル22歳くらい)。観光写真とかでなく、室内でバックは黒っぽいカーテンの前で、ただ座ってカメラの方を見ている写真。
はて。そもそも、誰が撮ったんだろう。

初代モモの写真も数枚出てきました。
案外と、モモとのツーショット写真も数枚ありました。
(ちなみに二代目モモとのツーショット写真は……ありません。撮る専門でした(^-^)/)

ネコのオモチャと。まだ子犬時代。
マンション玄関前のフロアで。不貞寝。
そして哀愁の後ろ姿。
階段の上で、おそらく、
おかんが帰ってくるのんを待ち受けている。
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