一年

秋は来るのか…そもそも秋は存在するのか……
秋とは幻妖かもしれない…などと思う残暑の日々です。
ぃゃ、残暑なんてかわいいものではないです。暑すぎです。
それでも、8月下旬なんですよねぇ……

8月下旬…一年前の今日。
オヤジ・ヒロシ(仮)が誤嚥性肺炎で入院した日でありました。
数日前から右肋骨あたりを痛がっていたので、朝イチ8時半に徒歩4分ほどの整形外科にタクシーで乗りつけたところ……どうやら内科案件ということでそこから救急車(すぐそこが消防署なのに…なかなか来なかった)に乗せられて向かった市立病院。
10時過ぎには到着して狭い救急治療室の一角に押し込められ…肺炎で入院との診断、病室の準備待ちで待たされること5時間。ヒロシ(仮)は点滴打たれて朦朧。
ただの打ち身、サイアク、肋骨骨折で湿布処方してもらって終わりと思っていたので、何も持たずに出てきた私は一旦帰宅して、入院セットを抱えて戻り…やっと病室に運ばれたのが15時半くらいでした。
病室へ…といっても、何度目かのコロナ禍で面会謝絶状態、私はナースステーションまでで、荷物を渡してもろもろの契約書に署名して帰ったのでありました。
そこからいっさい、面会できず……
ヒロシ(仮)は入院してから日に日に悪くなっていくようで……
週に一回くらいで担当医から電話があったけど、コイツ(コラコラ…)が、どこかの方言まじりでえへらえへら笑いながら話す人でイラッ(笑)
面会はできないし、パジャマとかレンタルにしたんだけど、なんやかやと持って行かねばならず、週一のペースで病院通い。
さいわい、市立病院はドア・ツー・ドア的なバスがあるし、行こうと思えば徒歩でも行けるところだったのでよかったのですが。

面会できたのは、担当医の経過説明、転院を勧められたとき、転院のときの3回。
その間、2ヶ月…会うたびに状態が悪くなっていました。
コロナ禍で看護師さんもめちゃ大変なのはわかっているのですが、看護師さんみんなギスギスしていたような気がします。
転院時に初めて病室に入りましたが……これ、病室???違うだろ。窓ひとつない、前はなにかの治療室だったのでは…という薄暗いガランとしたところで。
これだけでも病状悪くなるよなと。

かなり遠くなった隣市の転院先では、コロナによる面会禁止はありませんでした。
市立病院と同様の治療で点滴・クダだらけ…そして、ヒロシ(仮)が点滴を抜くというので両手はミトンをつけられベッド柵に紐で固定。
よくなることはなく…3週間ほどで転院となりました。

次は国をあげての地域包括ケアシステムの一貫としてできた療養型病院です。(病院自体は昔からあるところで、方針が替わっただけ)
同じ市内ですが山越えの場所で、長い長いトンネルを抜けるとそこは病院だった…というような。
積極的な治療はせず、いわば、人間最終段階の緩和ケア的治療をする病院です。
実際、入院にあたっての面談・説明のときにも、延命についての話ばかりでした。
この時点で、家族も、時々付き添ってくれていた友人も、誰もが、ヒロシ(仮)、今年いっぱいやなという思いでしたから、おかんのときよりかはあわてることもなく…

今までつながっていた点滴は、栄養補給のものだけになりました。
肺炎のための薬がなくなりました。
手の拘束もなくなりました。(転院するときに、ミトンをはずされた手を見たのですが、人間、こんな手になるのかと驚くくらい、ものすごくパンパンにむくんでいました)
相変わらず、点滴を抜こうとはするので、ナースステーション前にベッドが置かれました。

そうして2週間で。
朦朧としていた意識回復。言葉も何を話しているのかわかるくらいはっきりとして。
寝たきりだったのも座って車椅子移動するように。

肺炎のための薬が、意識障害・せん妄を起こしていたのは明白です。
市民病院に入院しているときに、どんどん意識が混濁になっていくのは、副作用ではと提言したのですが…病院側としては、積極的治療なので点滴をやめるわけにもいかなかったのでしょうね。

あとから思えば。
救急で運ばれて、ひとまず最低限の治療をしてもらってから、すぐに療養型病院に転院して、起き上がれるようになったら、老健に突っ込んで徹底リハビリしてもらっていたら……
半年くらいで家に帰れたかもしれないと。
意識障害で寝たきりが3ヶ月以上だったのが、立てなくなるくらい足腰を弱め、点滴栄養だったので嚥下機能も低下したのでありました。

おかんのときもですが……私は、また、要所要所で判断を間違いました。

あとになって『高齢者が急性期病院に殺されないために知っておくべきこと』という本を読んだのですが……遅かりし。。。

今回の施設選びも、ちょっと病院側から急かされていたこともあって(それでも施設に移ってはという話がでてから2ヶ月病院にいさせてもらった)……というのんは言い訳になりません。

昔、住んでいた土地の近くで、ヒロシ(仮)も馴染みがあり、できて3年のきれいな施設ならば、ヒロシ(仮)も喜んでくれるのではと選んだのですが。
私がこんなに通うことになるのであれば、ヒロシ(仮)がどう思おうと、何がなんでも近くにすればよかったと。
(でも、近所の施設ってみんな高かったんです(T_T))
営業的スマイルの施設長さんだけでなく、実際お世話してくれるヘルパーさんとの面会もするべきだったとか。
そうそう。昨日も施設に行ってきたんだけど、その営業的スマイル施設長さん、辞めたか異動か、違う人になっていました。開設されてまるっと4年。その短期間で三代目の施設長さんとなります。
スタッフさんは、パートさんとかスポットバイトさんとかもいらっしゃるので人が替わるのんはわかるのですが…4年で「長」が3回も替わるって…これって……とまたもやちょっともやっとしているところです。
余談ですが…掃除してくれる人も替わったのか、昨日行ったときはめちゃきれいになっていました。今までで一番かも。クルマを出してくれて一緒につきあってくれた友人も同様の感想だったです。

今週も相変わらず、毎日のように「転けた」という電話が鳴ったのですが。
先週は、それに加えて、「熱が出た」という連絡も来ました。私にはただ「熱が出たけど、解熱剤で下がりました」という報告だけでした。
たまたま、その日は訪問マッサージの日で。
昼前にマッサージのおにいちゃんから電話があって、「施設内でコロナ患者が出ているということで、念の為、面会禁止で施術できませんでした」報告。
そんなふうになっていたとは聞いていないぞ。しかも訪問マッサージを頼んでいる接骨院の連絡先も施設側に伝えてあるのに、事前に連絡してあげてよ。炎天下、わざわざ行ってもらってアウトだなんて(お兄ちゃんはバイク移動です)
重要な連絡が抜けているのよねぇ。
そうでなくても、料金のうちとはいえ、遠くまで行ってもらっているのん申し訳なくて…
でも、これまた、人によってかなりの好き嫌い(…と言えばかわいいが、人を見下す傾向)があるヒロシ(仮)には、お気に入りのお兄ちゃんでないと安心できん(ヒロシ(仮)気に入らなかったら、怒り出す)ので、施設近所のリハビリを頼むのんも躊躇するのでありました。
ちなみに、ヒロシ(仮)の熱は、インフルでもコロナでもありませんでした。

なんでか、なんだかんだと、毎月、レンタル介護用具が増えていって、今月の請求はとうとう5000円越えになったし。(家にいたらこの半分ですむと思う…)
1枚5000円するラバーシーツは数ヶ月でダメになったので、「新しいの持ってこい」と言われ…(洗い替え用として2枚は必要)
おやつもあれこれかなりの出費と労力で(毎週土曜日に施設への移動販売が来るんだけれど、好きに買わせたら、それこそ誤嚥性肺炎を起こし兼ねないものとか塩分高めのものとか買うので、ヒロシ(仮)には参加させていない…買おうとしてスタッフさんが止めたら烈火の如く怒り出すだろうし…)
この半年、施設に支払ったお金で、自宅のトイレ&洗面所の段差解消バリアフリーリフォームできたんぢゃないかと。。。

施設に入ってから、冗談でも誇張でもなく、毎日、ヒロシ(仮)の夢を見ます。
(1、2時間置きに目が覚めるので、他の夢も見ています(笑))
入院しているときよりも今が一番、なんだか疲れているかもしれません。
(今までの疲れもたまっているのと、この暑さのせいでもありますが…)
そんなに夢に見るほど、「お父さん大好き」ではなく……むしろ、まったく正反対で……
これはもうヒロシ(仮)からしたら、私は「どーしよーもないできそこないの娘」で、そこらへんはお互いさまなんだけど。
過去の2つの出来事により、絶対に許せないと私の中でふつふつしているものがあり……
それもあって、無意識にヒロシ(仮)に関する「選択」を間違えているのだろうか…とも。。。

もう少ししたら、介護認定の再審結果が出るので。
おそらく、絶対、要介護5にはならないので、その結果次第ではまた考えねばなりません。
(介護度が低くなると、使える介護保険枠が少なくなるので……今で要介護5の枠いっぱいいっぱい使っています)

もうね。
義勇さん(←「鬼滅の刃」)でないけど、「生殺与奪の権を他人に握らせ」ないでほしい。
ぃゃ、他人ではないけど。
おかんのときも、今日明日の命と言われての緊急入院であわあわしているときに、延命処置とか、なにかのときには…って書類に何枚も何枚も署名させられて。色々検査している間、長時間、狭い部屋で待たされて……もう何をどうしたら…と判断力も鈍り……
今回のヒロシ(仮)のときも、同じく。
そして、施設も私が選んでしまって……
自分のことを自分で決めたら、誤ったとわかっても「自分で決めたことやから仕方ない」ですませられるけど。
どうしたらよかったのか。
この一年でいろんな分岐点があったのに。
あのとき、あちらを選んでいたら…
などなど、もうずっと思い巡らせていて。
すべて選択が間違っていたような。
正解はないのだろうけど……

なかなか こんな性格だから疲れるのでありました。

暑いです。一年です。


夕景シリーズ(笑)

こちらは日の出。

こちらは夜景。
ほんとはもっとつんつんとんがった細いお月さま。私のiPhoneと技術ではこれがせいいっぱい。
一番下の明るい星が金星。その斜め右上が木星。
左の上下に2つの小さな光はふたご座のカストルとポルックス。
ぼやんとした月の上のちょっとだけ細長い光が国際宇宙ステーション「きぼう」

さっき、スーパーからの帰り、マンション階段下の郵便受けに、ちんまい子カマキリくんが。
大きさ比較ができないけど、私の人差し指2関節くらいまでの大きさでした。
(しばらく、カマキリ相手に話しかけていた 初老のおばちゃんです(^o^)/)

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